「白刃前に交われば流矢を顧みず」あるいは「白刃交われば流矢を救わず」
相手と刀を交えて斬り合う真剣勝負の最中に〝どこからか矢が飛んで来るかも知れない〟〝どこかに弓矢で俺を狙っている奴がいるんじゃないだろうか?〟なんて心配…取り越し苦労をしていたら、当面の敵に、たちまち斬られてしまうよ…と云う教訓です。
つまり、たった今、最も重要視すべき問題解決に専念するにあたっては、細かい他の事柄は考えなくても良いのです。
合気道の稽古に於いても、例えば「この技を掛ける前に相手が蹴って来たら、どうしますか?」等と、たずねる人はいるものですし…教える先生の側にも「この角度から技を掛けては、いけません。相手の間合いに入ってしまい、攻撃を受けることになります」と、事細かに強調なさる人も少なくありません。
もちろん、一理ある指摘ですが、それを言い出したら切りがないのです。ましてや、ドローンや最新科学兵器や…と云う時代に於いては…。
ある技の稽古をするときには、あれこれ考え過ぎず、その技の習得に心を集中しましょう。
まずは技を大きく覚え、細かな事柄は後から研究すれば良いのです。練習とは、そう云うものです。
白刃前に交われば流矢を顧みず
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