〝効く技〟と〝効かない技〟

先日、道場で「こういう技は演武大会や講習会で、よく見られるけれども、やるだけ時間の無駄…何百回、何千回と練習しても、本当に人を投げられる様には絶対になりません」と、いくつかの代表的な〝技〟を具体的に示して、皆さんに見てもらいながら、説明しました。
 
嫌味ではありません。
初期の段階で「こんな[技]?とも云えない技(動作)で本当に人を投げることが出来るものだろうか?」との疑問を抱きながらも「[受身]の練習だと思って転がりなさい」と言われて[受身]を取るうちに、洗脳(笑)され、その人自身も先輩として後輩に対して、この[絶対に〝効かない〟技]を習慣的に使う様になってしまう…なんとも…笑うに笑えない道場は少なくないのです。

こんな道場を選んでしまうと武術としての技は身に付けられません。
楽しい仲間と集い、サロン的に付き合えたら、それで良いのだ…と、考えるのなら、それはそれで、全く意味がないとは言えないでしょうが…。
せっかく貴重な時間を費やすのなら、しっかりした武術としての技法を学びましょう。

わが合氣道洗心館で、私はリアリティーを重んじております。
技は効いてこそ技なのです。相手の〝お芝居〟(動きに合わせて受身を取ると云う)が無ければ、成り立ち得ない〝技〟など技ではありません。
よく見受けられる「先輩に投げてもらいました」と言いながら、決して〝投げられている〟わけではなく、先輩の体さばきに合わせて、自ら跳び、転がって…いるだけの動画。
あんな事をする暇があるのなら、やるべき事は他に、いくらでもある筈です。

お待ちしています。

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